過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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158: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/09/01(日) 00:14:34.08 ID:Vp1P9mlZ0

ナエギ「はぁ…はぁ…ようやく、倒れたか。しぶとかったよ、本当に…」

苗木(まずい…あと少しなのに!)

黄金銃はもう眩いほどの光を放っている。
それでもまだ、ナエギを倒すには至らない。
あと少し、あと少し、時間があれば…!
しかし、狛枝は十分すぎるほどに戦った。
そして七海は、足止めをするにしても間に合わない。
絶体絶命…だった。

ナエギ「時間は与えない。すぐさま決着……を………」

しかし、言葉は続かない。
突然、彼の歩みが止まる。
まるでなにかに、阻まれているかのように。

ナエギ「う、そ……?」

ナエギは、恐る恐る足元を覗き込む。
何が、自分の歩みを阻んでいるのか。
まさか、有りえない。
常識では、理解できない。
もう、彼は、動けない。

だから、きっとこれは、何かの間違いであると。
そう、信じたかった筈なのに。

狛枝「…………」

ナエギの右足を、掴んでいた。
もう、とっくに消え去っているはずの、狛枝の手が。

ナエギ「な、ん、で──っ!」

狛枝「い…か……せ……ないっ…!」

苗木「狛枝…クン……」

目頭が熱い。
頬を、何か熱いものが伝っている。

どれだけ傷ついても。
どれだけ辛くても。
彼は、最後まで戦ってくれた。
死にすら抗って、自分の為に戦ってくれた。

苗木「ありがとう…本当に、ありがとう……ボクの為に…皆の為に……戦ってくれて…!」

ナエギ「離せ!離せえええええええええええええええええええ!」

狛枝の手を振り払おうと、狛枝の腕を何度も蹴る。
それでも彼は、離さない。


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