過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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163: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/09/01(日) 00:28:49.47 ID:Vp1P9mlZ0


七海「……はは、江ノ島さん…本当に酷いことするなぁ……最後の最後にこんなバッドエンドフラグを立てていくなんて…」

苗木「ど、どういうことなの?」

七海「えっとね…簡単に言うと、本来なら強制的に電源を切ってセーブデータごと強制的に終了させる…筈だったんだけど…設定がまた書き換えられてて…」

七海「今は…このゲーム世界を全部白紙に戻す……セーブデータだけじゃなくて本体に入っていたデータを丸ごと消去しちゃうんだよ」

苗木「……確かに、それは辛いけど……でもそれがどんな……………あ」

そこで、気付いてしまう。
ボクらはもともとデータで、しかもゲームが終わればどのみち消えるはずだった存在。
……でも、七海ちゃんは、違う。
生身の身体と直接ゲームのアバターとリンクしてる。
だけど…ゲーム終了と同時にデータがすべて消えてしまうって事は……!

七海「うん…私も、消えちゃうね」

七海(日向くんは……大丈夫だよね。何の対策もなしにこの世界に来るってことは無いだろうし)

苗木「そ、そんな…、こ、ここまで来たのに……!なんで、どうして…!」

どうして最後まで…ボク達を苦しめるんだ…!
僕たちを消滅するだけじゃ足りないのか……!
どうして、どうして七海ちゃんまで…現実の人まで巻き込もうとするんだよおおおお!

七海「……」

嗚咽を漏らしながら、床に拳を叩きつける。
こんなのって…あんまりだよ……。

七海「大丈夫だよ、お兄ちゃん。お兄ちゃんはいつも、どんなときだって…正しい道を選んできた」

七海「今回も、正しい道を選べばいいんだよ」

苗木「た、正しい道なんて…!」

ボクが顔をあげると、泣きそうな顔で…それでも、強い決意を秘めた顔で、七海ちゃんがこちらを見ていた。
…強いなあ、七海ちゃんは。
もう、覚悟を決めたのか……。





七海「私の命と、世界を天平に掛けるよ。これが最初で最後の選択──貴方はそれでも、前へ進むのかな?」







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