過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
1- 20
302: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/09/11(水) 23:18:48.16 ID:WyJOtal50


日向「電気、消すぞ」

七海「うん」

風呂から上がった俺たちは(勿論別々に上がった)、特に何をするわけでもなく、ベッドへと向かった。
七海が布団にもぐりこみ、目を閉じたのを確認してから、部屋の電気を消す。
最初は七海にはベッドで寝てもらって、俺は床で寝るつもりだったけれど、七海の提案で一緒に寝ることになった。
七海が明けてくれたスペースにもぐりこむ。

日向「ちょっと狭いな…はは」

七海「でも、日向くんを感じるよ」

日向「ああ、俺もだよ」

風呂の時とは逆に、向かい合う。
七海の頬がほんのりと赤く染まっていた。
きっと俺の顔も、七海に負けず劣らず赤くなっているだろう。

少しばかり見つめ合って、俺たちは自然と、抱き合った。

日向「おやすみ…七海」

七海「うん、お休み、日向くん」

七海の体温が、さっきよりもはっきりと伝わってくる。
心臓の、鼓動さえも。
それでも、さっきまでの動揺はない。
ただ、心穏やかに、俺は目を閉じた。

ああ、きっと今日は良い夢が見られるだろうな。

仄かに香るシャンプーの臭い。俺と同じシャンプーを使ったはずなのに、七海のそれは俺の心を擽った。

七海の匂いと、温かさに包まれて…。

俺は静かに……眠りへと落ちた。



──おかえり、おとーさん!

──お、──。お母さんのお手伝い、ちゃんとしてたのか?

──うん、おかーさんとゲームしたよ!

──うーん、俺は家事の話だったんだけどな…。

──この子は将来有望だよ。きっと私以上のゲーマーになると思うな

──それはいい事なのか?ま、それはさておき、プレゼントだ

──!…わぁ!新しいゲームだ!ありがとうおとーさん

──すっかり創くんも毒されちゃったね

──誰のせいだよ、全く。

──えへへ

──でも、後悔はしてないぞ。俺は今でもお前と、千秋と一緒に過ごせて、幸せだ。

──うん、私も幸せだよ、創くん。



それは、遠くない未来。

俺達が望んだ、幸せな結末。

そして、俺達にはとても難しい、未来。

でもきっと、俺たちが望めば、掴み取れない未来なんてない。

いつか、この夢が現実になるためにも、俺は創って行こう。──未来を。


─fin─


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
349Res/393.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice