過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/08/10(土) 21:19:36.82 ID:qR+urWl30
霧切達は無事に第8層の序盤を突破し、狛枝達の待つ大部屋へと向かう。
霧切の計によって狛枝達を分断することに成功した面々は、それぞれの信念を掲げ、己の戦いを始める。
日向はモノクマによって、黒幕の場所へと案内される。
そこは何処かで見た南国の島……そして黒幕との邂逅。
意味深なセリフを残して去った黒幕を追うために、日向は太平洋をクロールで横断するような無理ゲーに挑戦する。
なんとか黒幕の待つ孤島へと辿り着いた日向は、そこに聳え立つ建物に驚愕する。
そこにあったのは、希望ヶ峰学園だった…。
黒幕の支配はここまで進んでいたのかと驚愕すると同時に、苦い思い出の残る希望が峰学園を進んでいく日向。
その脳裏には、カムクラの影がチラついていた。
九頭龍と辺古山。
対等を望む者と、主従を望む者。
相容れない二人の想いをぶつけ合い、確かめ合う。
結果は引き分け。
最後まで勝てなかったことを悔やみながら、九頭龍は消えていった。
桑田と罪木・豚神。
何もできないことは罪ではない、何もしないことが罪だ。
何も出来ず、ただ仲間が倒れていく姿を見続ける少女には、戻らない。
誰かを護ることに固執し、その実誰も信用できなかった男は、初めて誰かを信じることの強さを知る。
戦刃と江ノ島。
絶望を知り、希望を知った少女は、絶望に囚われた少女を救うために戦う。
しかし絶望のしょうぞ派、それすらも利用し、踏み台にし、先へと進む。
自分には絶望しか必要ない、そう信じる少女の心は、なぜか違和感に囚われていた。
舞園とい霧切。
世界は漫画のように美しくはない。
男を巡っての殺し合いなんて、なにも可笑しくはない。
どちらが彼に相応しいのか、全ての屍の上に立つ者がそうだ、と言わんばかりに血みどろの戦いを繰り広げた。
屍の上に立ったのは、策をめぐらし、いつも彼を支え続けたぼっちだった。
狛枝と七海。
希望を愛する狂人と、全てを包み込む擬人。
希望がなんたるかを知った狂人は、もはや狂人などではなく、立派な意思を持った希望であり。
誰よりも仲間を大切にし、誰かのために戦い続けた少女もまた、希望で。
希望同士のぶつかり合いは、勝敗のつかぬまま終わった。
希望ヶ峰学園に足を踏み入れた日向は、背筋が凍る感覚を覚える。
それは自分の過去に救う癌、カムクライズル。
自分の超えるべき壁であり、自分が振り切るべき過去である者との対峙。
仲間との絆を知っている日向に、敗北などあり得ない。
互いの全力を賭けた戦いの勝利は、意志の強く、未来を求める者に与えられた。
眠りの中で、偽りの婚儀を乗り越え、偽りの学園生活すらも乗り越え──苗木は真実を知る。
真実を知った苗木は、絶望にさいなまれ、全てから逃げようとするが、霧切の叱咤によって思い出す。
自分のたった一つの取り柄を。
諦めず、前だけを見る。
簡単なようで、難しい。苗木が誇れるただ一つの才能とも呼べる代物。
それを胸に抱いて、苗木は目を覚ます。
それぞれの戦いを終え、魔王所へと歩みだした霧切一行。
辿り着いた王座。
そこに待つ、魔王・モノクマ。
最終決戦だと身構える霧切達に、モノクマが奇妙な提案をする。
その提案は、今までの努力への見返りに、自分の正体を明かすという。
突然の提案に動揺を隠せないも、霧切達は黙って魔王の正体を見届ける。
その中身は──苗木誠だった。
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