過去ログ - 天井「どうしてここまで来たのだろうな」
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225: ◆n7YWDDtkCQ[sage saga]
2014/08/03(日) 23:20:05.40 ID:ymz5I64P0


天井「……そうだな、急ごう」

胸を張って立つ布束は全身で、YESと言うまでここを通さない、と物語っていた。
だからこそ天井は軽く彼女の肩を叩き、脇をすり抜ける。

布束「Huh. 止めるかと思った」

振り向かずとも、天井の歩調についてくる足音が分かった。

天井「止めて大人しく引き下がる状況ではないだろう。君の立場ではなおさらだ」

布束「……そうね。To begin with, あなた衿衣の家知らないでしょう。頭の固いカーナビよりは役に立つわよ」

天井「期待しておく」

さらにカツコツと丸く艶のある黒靴を響かせ、少女は天井の横に並んだ。
廊下を辿り両開きのガラス戸をくぐり肌を灼く夏空の下へ。
前方を睨むような横顔は、倍以上も年の離れた同僚たちと議論する研究の場に輪を掛けて、本来の年齢を飛び越えていた。





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