過去ログ - 天井「どうしてここまで来たのだろうな」
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◆n7YWDDtkCQ
[saga]
2013/09/16(月) 19:14:39.16 ID:o9/FPS8k0
冥土「では実際には怪我の経過に問題は無いんだね?」
天井「あぁ。本来患者のための時間を取らせてしまって済まない」
冥土「構わないよ。木山君の教え子達だって僕の患者さ。彼らを助けることに何も惜しむ気はないね?」
診察室の背もたれのない丸椅子に座り、件の作戦会議以来にとぼけたような医者と顔を合わせる。
いや。
愛嬌のある造作と飄々とした言動がそう感じさせるだけで、交わす内容はこの上なく真剣である。
そういえば、冥土帰しは臆すことなく機密事項を口にしている。
彼の私設研究所のように茶が出る訳ではないが、この場所も彼にとって一種の安全地帯なのだろう。
常時見られていることを想定する役割に力んでいた背から、少しだけ緊張が緩んだ。
冥土「とはいえ周りに怪しまれても困る。手短にいくよ? 君が挙げてくれたそれぞれの学区だが。
やはり近いところは避けたいという意味で、第三か第十九にしたいとのことだ。
その二択なら君のやり易い方にしてくれて構わないとのことだね?」
天井「あなたとしての意見はあるか?
私もMARについて簡単に調べてはいるが、そう意味のあることは新たに判明していないんだ」
本日、あれから一日飛んで十七日。
勿論昨日も遊んでいた訳ではなく、偽装フィールドワークに精を出しつつ思い付く事項を調べてはいたのだが。
決めるべきことが保留になっている状況からか、どうにも考えが纏まらず目ぼしい成果は出ていない。
冥土「うむ……強いて言うなら、生徒達の中に第十九学区の施設に住んでいたことがある子が数人居る。
あの実験の被験者になった理由は居住地によるものではないだろうから、関わりとしては薄いがね?」
天井「では第十九学区も避けるべきか」
冥土「念には念を入れる、ならね?」
ふむ。
特に推す理由が他に無いなら、第十九学区も除外して良いか。
すると必然的に第三学区が偽りの目的地になる訳だ。
>>+2
ついでに話しておくこと、聞いておくことがあれば
※1つまで、複数書いてあった場合最初のを採ります
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