過去ログ - 白坂小梅「め、目を瞑ってみて…」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/12(月) 00:52:05.96 ID:CyCLCfbOo
ウェイトレスが二杯目の紅茶を持ってくると同時に師匠も席へ戻ってきた。
メモを持っている。
「あ、コーヒーおかわり」
ぞんざいな師匠にウェイトレスがかしこまりました、とのたまった。
僕は師匠のつまんだメモを見ようと目を凝らすが、
「待て」
と犬のように指示されて座りなおした。
「なにかわかったんですか」
「まあな。確証にいたるほどじゃないが……ひとつの仮説は立った」
「ほんとですか」
「まあ落ち着けよ」
そうは言っても、気になるものは気になる。
「で、お前はアレがなんだと思う?」
「……幽霊、でしょう? あのアイドルに憑いている」
「違う」
コーヒーカップを受け取って、師匠はにやりと笑った。
「少なくとも、人が死んだあとの姿ではない」
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