過去ログ - 佐天「次元を超える能力かぁ……」
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 15:48:50.96 ID:9rMFiflOo
「そういえば、佐天さんなんで嘘ついたんですか?水流操作とか」

「あーだって、嘘ついとかないとあとがこわそうじゃん。だって次元だよ?」

「たしかに他に例がない能力ですからね。研究者が目の色変えてよってきますよ」
以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 15:53:56.00 ID:rCa8/MAto
あれ…なんか急に文章のレベルが上がったような


58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:18:10.89 ID:9rMFiflOo
───

佐天涙子は、どこぞの高架下を歩いていた。
いくら夏の日照りといえども、厚いコンクリートにかなわない。まるで世界が分断されたかのように日陰ができていた。
音楽プレーヤーを見つめ、思いを巡らす。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:19:19.74 ID:9rMFiflOo
ビルが建っていた。
打ちこわし予定のビルなのだが、そこに書かれている予定日は大幅に過ぎていた。
今はスキルアウトの溜まり場となり、そこら中に煙草の吸殻だとか、ゴム製のなにかだとかが捨てられていた。
その根元で人が何やら言い争いをしているようだった。

以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:19:47.75 ID:9rMFiflOo
「ふざけるな!ならば、その金を返してくれっ!」

小太りは、ガタイの良さそうな1人から金を奪い返そうとするが、
どちらが喧嘩が強いのか、一目瞭然である。小太りはガタイの膝蹴りをミゾにうけ悶絶した。

以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:20:14.18 ID:9rMFiflOo
「オウ、そいつ立たせろ」

3人いるうち1人は、リンチ中の2人を見物していた。
外見はドクを凶悪にした感じである。タバコも吸う。ドクは吸った煙を吐いてこう言った。

以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:20:42.25 ID:9rMFiflOo
「そ、そこまでにしなさい!」

佐天涙子はこの状況をみて逃げ出すほど、人間ができていなかった。
自分の身を守る、という人として第一ができていなかったのだ。

以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:21:08.16 ID:9rMFiflOo
「うっぐぅ…。この野郎、なにが起こりやがった!」

「あら、結構強く蹴ったつもりなのですけど、結構頑丈ですのね」

声のした先、殺意を込めてその方向を振り返ると、
以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:21:37.16 ID:9rMFiflOo
相手の力量を、外見だけで判断した愚かな2人は早急に退場となった。

「カカカカカッ、空間移動か。初めてみたぜ」

「次はあなたの番ですが…。脇腹はもうよろしいので?」
以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:22:04.81 ID:9rMFiflOo
「白井さん!後ろ!」

とっさに学生カバンでガードしたが、勢いを殺せず、大きく後ずさった。
カバンはへこみ、ローファーは摩擦し地面に痕を残す。

以下略



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