過去ログ - 佐天「次元を超える能力かぁ……」
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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 15:47:57.31 ID:9rMFiflOo
「佐天さん…そういう趣味が…」

「だ、大丈夫よ!こんなんでも生きてるやつだっているし!」

「ん"ま"っ!こんなんとは心外ですの!」
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 15:48:23.36 ID:9rMFiflOo
───────

「本日はお忙しい中ありがとうございました」

風紀委員二人は深く礼をした。
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 15:48:50.96 ID:9rMFiflOo
「そういえば、佐天さんなんで嘘ついたんですか?水流操作とか」

「あーだって、嘘ついとかないとあとがこわそうじゃん。だって次元だよ?」

「たしかに他に例がない能力ですからね。研究者が目の色変えてよってきますよ」
以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 15:53:56.00 ID:rCa8/MAto
あれ…なんか急に文章のレベルが上がったような


58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:18:10.89 ID:9rMFiflOo
───

佐天涙子は、どこぞの高架下を歩いていた。
いくら夏の日照りといえども、厚いコンクリートにかなわない。まるで世界が分断されたかのように日陰ができていた。
音楽プレーヤーを見つめ、思いを巡らす。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:19:19.74 ID:9rMFiflOo
ビルが建っていた。
打ちこわし予定のビルなのだが、そこに書かれている予定日は大幅に過ぎていた。
今はスキルアウトの溜まり場となり、そこら中に煙草の吸殻だとか、ゴム製のなにかだとかが捨てられていた。
その根元で人が何やら言い争いをしているようだった。

以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:19:47.75 ID:9rMFiflOo
「ふざけるな!ならば、その金を返してくれっ!」

小太りは、ガタイの良さそうな1人から金を奪い返そうとするが、
どちらが喧嘩が強いのか、一目瞭然である。小太りはガタイの膝蹴りをミゾにうけ悶絶した。

以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:20:14.18 ID:9rMFiflOo
「オウ、そいつ立たせろ」

3人いるうち1人は、リンチ中の2人を見物していた。
外見はドクを凶悪にした感じである。タバコも吸う。ドクは吸った煙を吐いてこう言った。

以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:20:42.25 ID:9rMFiflOo
「そ、そこまでにしなさい!」

佐天涙子はこの状況をみて逃げ出すほど、人間ができていなかった。
自分の身を守る、という人として第一ができていなかったのだ。

以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:21:08.16 ID:9rMFiflOo
「うっぐぅ…。この野郎、なにが起こりやがった!」

「あら、結構強く蹴ったつもりなのですけど、結構頑丈ですのね」

声のした先、殺意を込めてその方向を振り返ると、
以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:21:37.16 ID:9rMFiflOo
相手の力量を、外見だけで判断した愚かな2人は早急に退場となった。

「カカカカカッ、空間移動か。初めてみたぜ」

「次はあなたの番ですが…。脇腹はもうよろしいので?」
以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:22:04.81 ID:9rMFiflOo
「白井さん!後ろ!」

とっさに学生カバンでガードしたが、勢いを殺せず、大きく後ずさった。
カバンはへこみ、ローファーは摩擦し地面に痕を残す。

以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:22:31.50 ID:9rMFiflOo
「どうした?」

少し血がついたナイフを弄びながら、心底楽しそうに風紀委員を見る。

「俺に怪我させてくれるんじゃあなかったのか?」
以下略



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:22:58.91 ID:9rMFiflOo
「(来たっ!)」

ナイフが振るわれた。日光によって、その銀色をキラキラと反射させる。
それが綺麗だと思う隙も、また油断もできず、男の脚は自らを捉えるため振るわれる。

以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:23:24.80 ID:9rMFiflOo
「(来たっ!)」

ナイフが振るわれた。日光によって、その銀色をキラキラと反射させる。
それが綺麗だと思う隙も、また油断もできず、男の脚は自らを捉えるため振るわれる。

以下略



69:>>68重複[sage]
2013/09/23(月) 23:24:08.35 ID:9rMFiflOo
ガラスが肩を裂き、ブラウスの袖が血で滲む。

「(たしか支部に替えがあったはずですの……)」

この状況でも、風紀委員は自らの親しい人に心配をかけてしまうことに懸念を抱いていた。
以下略



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:24:36.25 ID:9rMFiflOo
「なんだ?次は鬼ゴッコかよ」
「だがなぁーゲームにはルールが必要だ。てめぇーが逃げていいのはビル内だけだぜぇー」

「逃げたら人質は[ピーーー]。出てきても[ピーーー]」

以下略



71:訂正[sage saga]
2013/09/23(月) 23:25:13.13 ID:9rMFiflOo
「なんだ?次は鬼ゴッコかよ」
「だがなぁーゲームにはルールが必要だ。てめぇーが逃げていいのはビル内だけだぜぇー」

「逃げたら人質は殺す。出てきても殺す」

以下略



72:訂正 >>62と>>63の間[sage saga]
2013/09/23(月) 23:27:46.79 ID:9rMFiflOo
男は佐天の髪を掴み上げ、

掴み上げ、


以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/24(火) 01:01:16.07 ID:o+i8rxROo
乙でした


74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/28(土) 12:16:43.39 ID:1/dsYHROo



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