過去ログ - 佐天「次元を超える能力かぁ……」
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2013/09/23(月) 23:19:19.74 ID:9rMFiflOo
ビルが建っていた。
打ちこわし予定のビルなのだが、そこに書かれている予定日は大幅に過ぎていた。
今はスキルアウトの溜まり場となり、そこら中に煙草の吸殻だとか、ゴム製のなにかだとかが捨てられていた。
その根元で人が何やら言い争いをしているようだった。
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2013/09/23(月) 23:19:47.75 ID:9rMFiflOo
「ふざけるな!ならば、その金を返してくれっ!」
小太りは、ガタイの良さそうな1人から金を奪い返そうとするが、
どちらが喧嘩が強いのか、一目瞭然である。小太りはガタイの膝蹴りをミゾにうけ悶絶した。
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2013/09/23(月) 23:20:14.18 ID:9rMFiflOo
「オウ、そいつ立たせろ」
3人いるうち1人は、リンチ中の2人を見物していた。
外見はドクを凶悪にした感じである。タバコも吸う。ドクは吸った煙を吐いてこう言った。
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2013/09/23(月) 23:20:42.25 ID:9rMFiflOo
「そ、そこまでにしなさい!」
佐天涙子はこの状況をみて逃げ出すほど、人間ができていなかった。
自分の身を守る、という人として第一ができていなかったのだ。
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2013/09/23(月) 23:21:08.16 ID:9rMFiflOo
「うっぐぅ…。この野郎、なにが起こりやがった!」
「あら、結構強く蹴ったつもりなのですけど、結構頑丈ですのね」
声のした先、殺意を込めてその方向を振り返ると、
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2013/09/23(月) 23:21:37.16 ID:9rMFiflOo
相手の力量を、外見だけで判断した愚かな2人は早急に退場となった。
「カカカカカッ、空間移動か。初めてみたぜ」
「次はあなたの番ですが…。脇腹はもうよろしいので?」
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2013/09/23(月) 23:22:04.81 ID:9rMFiflOo
「白井さん!後ろ!」
とっさに学生カバンでガードしたが、勢いを殺せず、大きく後ずさった。
カバンはへこみ、ローファーは摩擦し地面に痕を残す。
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2013/09/23(月) 23:22:31.50 ID:9rMFiflOo
「どうした?」
少し血がついたナイフを弄びながら、心底楽しそうに風紀委員を見る。
「俺に怪我させてくれるんじゃあなかったのか?」
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2013/09/23(月) 23:22:58.91 ID:9rMFiflOo
「(来たっ!)」
ナイフが振るわれた。日光によって、その銀色をキラキラと反射させる。
それが綺麗だと思う隙も、また油断もできず、男の脚は自らを捉えるため振るわれる。
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 23:23:24.80 ID:9rMFiflOo
「(来たっ!)」
ナイフが振るわれた。日光によって、その銀色をキラキラと反射させる。
それが綺麗だと思う隙も、また油断もできず、男の脚は自らを捉えるため振るわれる。
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