過去ログ - 【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 良子「出番をプリーズ」 17クール目【ライダー】
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88: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/08/13(火) 21:37:31.80 ID:LmU+oIa1o

 一方の京太郎がすべき事/したい事は『カザリとアンクとの決着をつける事』。
 彼らを取り戻す事、或いは説得をする事。……ともすれば、殺害する事。
 それは、京太郎抜きでは進まない事だった。
 誰かに任せる事は、できない。

 責任は自分にあるし、主体も自分でなければならない。
 彼らに誓った。自分に誓った。
 その結末を決定するのは――あくまで自分と彼らであった。

 他人に任せたらカザリたちの説得などおおよそ不可能であろうというのもあるし、
 万一の――考えたくない最悪の――事が起きた場合、
 “どうにか”出来るのは、オーズ(紫のメダル)の力を持つ、自分しかいなかった。


 だから、自分と彼女では状況が違うのだと、京太郎は心中で呟く。
 或いはこれは、ただの言い訳に過ぎないのかも知れない。

 淡に知られたくない。
 こんな姿を見せたくない。
 それを理由に無理をさせたくない。
 手に入れた力を失いたくない。

 そんな――保身すらあったのかもしれない。
 考えても、答えなど出るはずもないが……。


京太郎「それで……どうだった?」

もこ「……おいしかった」

京太郎「そうか……。なら、よかった」


 いつ狂うとも知れないが……。
 それでもまだ完全に、狂ってはいないのだ。
 まだ、時間がある――。


もこ「とにかく、なるべく戦わないようにして」

もこ「わたしの方でも、色々探ってみるから……それまでは」

京太郎「……ああ。善処は、するよ」

京太郎「ありがとうな……」

もこ「……どういたしまして」


 互いに頭を下げて、別れる。
 昼休みはそろそろ、終わりそうであった。




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