過去ログ - 竜華「何で死んでもうたん怜……?」 怜ちゃん「何でやろな〜」
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36: ◆lhQ1p.wlng[saga sage]
2013/08/16(金) 23:13:40.35 ID:QkQOEvj0o
「さっき私が感じたのは園城寺さんの気配だったのね」

「うん、怜が宮永さんの近くに寄っとったから感じ取れたんやろう」

「近くに……」

もう一度感じるためにか集中するように目を閉じる照。

『ここやで〜』

「……!」

希望に副うため怜が近づき右耳で囁くと照鋭敏に反応して右に顔を向けた。

「凄いな、当たりや」

『おめでとう』

見事に感じ取ってみせた照に竜華と怜は拍手を送る。

「くっそ〜!」

自分がどれだけ足掻いても出来なかったことを目の前で軽々とこなされてセーラが悔しさに歯噛みした。

「……わかんない」

「同じく」

照に習って目を閉じていた菫と淡は一向に何も感じられず諦めて目を開けて、複雑な表情をする照に賞賛の眼差しを向ける。

「やっぱり強い能力に親しんだ人には感じられるわけか」

浩子は愛用のメモ帳を取り出して情報を書き込んだ。

「希望が見えてきましたね!」

「うん!」

怜を感じ取れる人物がいた。その事実を自分の目で確認して千里山の面々は歓喜した。

「あの、喜んでるところ悪いんだけどさ」

色めき立つ竜華達に淡はすまなそうに言う。

「たぶん私達と打ってもオンジョージさん見えるようにはならないと思うよ」

告げられた言葉は竜華達に衝撃を与え笑顔を凍りつかせた。


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