過去ログ - 竜華「何で死んでもうたん怜……?」 怜ちゃん「何でやろな〜」
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8: ◆lhQ1p.wlng[saga sage]
2013/08/14(水) 00:13:49.74 ID:tJOLQydwo
「いやでも江口先輩の言う通り私ら勝ててませんからね。卒業までに絶対安定して勝てるようになりませんと」

「ふっ、俺も来年からプロや。学生に負けられへんわ」

「応援したいんとちゃうんですか?」

闘志を燃やす泉を不敵な笑みで迎え撃つセーラに浩子が呆れたように言う。

『変わらへんなぁ』

竜華の背後に浮かんで対局を見ていた怜が呟いた。とても感慨深い呟きだった。

『と言ってもうちが死んでまだ十日くらいか。そんなすぐに変わるもんでもないか』

『せやからそういうこと言わん!』

竜華は怜に向かって念じるように――そうすると声を出さずに怜と会話が出来る――して嗜める。

怜の口から『死』という言葉を聞くのが嫌だった。今はただ戻ってきた日常に浸っていたい。竜華はそう思っていた。

『……そんな怒らんといてよ、うち暇暇でしょうがないねん』

叱責を受けた怜は一瞬だけ肩を縮めるがすぐに唇を尖らせて文句を垂れる。

『そんなこと言っても怜は牌に触れられへんし』

『そうやな〜、出来ることと言えば竜華にちょっかいかけるくらいやしな』

困り顔の竜華の胸を背後から鷲掴みにする怜。

『ちょ、怜!』

『おおっ、これは……』

竜華は慌てて怜の手を外そうとしたが怜は意に介さず竜華の胸を揉みしだく。

怜が触れることが出来るのは竜華だけ。それは竜華が触れているものにも触れることは出来ない。例えそれが竜華が身に纏っている服であっても。

つまり今怜は竜華の服や下着をすり抜けて直に竜華の胸に触れているのだ。

『気持ちええなぁ……』

怜も狙ってやったわけではなかったのだが想像以上の柔らかい感触に手が勝手に動いてしまっていた。

想像していなかったのは竜華も同じだ。

『と、怜! やめっ……』

胸から走る想像外の感触に竜華は唇を噛んで声を押し殺す。


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