過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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450: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/26(月) 22:14:08.15 ID:TInU7+WSo

まこ「(ん…二筒捨ててこっちを探りに来たか…)」

こうして二人きりの『特訓』を始めた頃、京太郎はひたすらまこの河しか見ていなかった。
勿論、それが彼の勝利条件から考えれば、安全策なのは確かである。
だが、そうやって現物ばかり捨てて逃げられるほど麻雀というのは甘くはない。
特に清澄の中でも飛び抜けて経験値が高いまこを相手にそんな打ち方が通用するはずがなかった。

まこ「(なんじゃ、ちぃとずつ分かってきとるじゃないか)」

まこを相手に逃げ切ろうとすれば、手探りながらも前に進むしかない。
三倍の情報量に負けず、山を読み取りらなければ勝機はないのだ。
河を見るのはそのさらに後だという基本を、京太郎は少しずつ抑え始めている。
その変化に人知れず笑みを浮かべながら、まこはそっと一索を打ち出した。

まこ「(…ちぃとだけ…感慨深いもんがあるの…)」

そう思うのは最初の頃の京太郎があまりにも酷いものだったからだろう。
麻雀初心者という事をさておいても、最初の頃の京太郎は酷いものだった。
頭脳労働を不得手とする彼はすぐさま思考を放棄し、感性に頼る癖があったのだから。
勿論、始めたばかりの初心者に感性だけでどうにか出来るはずがない。
結果、それを狙い撃ちにされてボロボロになっていた頃から考えれば、今の彼は別人と言っても良いくらいだった。



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