過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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◆phFWXDIq6U
[sage]
2013/08/29(木) 22:56:10.17 ID:kMo0/TDco
京太郎「まぁ、そんな訳なんであんまり遠慮とかなしな方向で」
まこ「…先輩として一言忠告しておいてやるが…気遣いの仕方を間違えてるぞ」
先輩に対して遠慮無く弄ってくる京太郎の姿にまこは肩を落としながらそう返す。
確かに今ので遠慮する気が大分、失せたのは確かだが、何もからかうようなやり方ではなくても良いだろう。
ともすれば失礼にもなりかねないそれは決して肯定的にはなれない。
勿論、それはその程度で自分たちの信頼が崩れないという認識があるからこそだと思えども、やっぱりまことしては悔しい。
それが善意である以上、怒ってやる事が出来ないのもまた、彼女の悔しさに拍車を掛けていた。
まこ「まぁ、遠慮しないで良いというのであればわしの新しいパソコンでも勝って貰おうか」
京太郎「さ、流石にそれは…」
まこ「じゃあ、携帯とかどうじゃ?わしもそろそろ流行に乗って最新機種のスマートフォンに変えたいんじゃが…」
京太郎「そ、それもちょっと辛いかなって」
代わりに意気揚々と高いものを強請るまこに京太郎は冷や汗を浮かべた。
勿論、まこの言葉が冗談であると分かっているものの、それらは諭吉が数人単位で吹っ飛んでいくものなのである。
ともすれば、彼の予算を遥かにオーバーしかねないそれに決して頷く事が出来ない。
とは言え、遠慮しないで良いと言った反面、断るのはあまりにも格好悪く、その背筋に嫌な汗が流れていくのだ。
まこ「なんじゃ。案外、解消のない奴じゃな」
京太郎「ぬぐぐ…」
そんな京太郎に笑いながら、まこはそっと歩き出す。
その後ろから悔しそうに歯噛みするような声が聞こえてくるのに、彼女は少しだけ溜飲を下げた。
まぁ、これくらい仕返ししてやれば、当分は先輩の威厳も十分保たれるだろう。
そう思った彼女はエスカレーターにそっと乗り、ゆっくりと降りていく。
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