過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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516: ◆phFWXDIq6U[sage]
2013/08/30(金) 00:13:48.68 ID:cXW/SLN8o

京太郎「あ、先輩。ポップコーンとかどうします?」
まこ「あー…」

その途中、足を止めた後輩の言葉に、まこは逡巡を覚える。
こうして映画館にやってくる事なんて数年ぶりの彼女にとって、それは正直、心惹かれる提案だった。
映画館で食べるポップコーンの味なんてまこはとうに忘れてしまったのだから。
時間はもうあまりないとは言え、それを買うくらいの時間はあるだろう。
そう思った彼女は京太郎に首肯を返しながら、そっと売店の方へと近づいていった。

まこ「(なん…じゃと…)」

しかし、彼女はそのカウンターに立った瞬間、カルチャーショックを感じた。
それはそこに並んでいたメニューがポップコーンだけではなかったからだろう。
片手で食べられる唐翌揚げやハンバーガーなどのメニューが並び、彼女の常識を覆したのだ。
勿論、ポップコーンもあるものの、それは塩だけではなく、キャラメルやバニラなど彼女の知らないものが並んでいる。
一気に氾濫する情報に彼女はついていく事が出来ず、ついついその場で固まってしまう。

京太郎「…俺が塩にするんで染谷先輩はキャラメルでどうですか?」
まこ「あ…うん。じゃあ、それで…」
京太郎「後、昼飯ついでにハンバーガーも買っちゃいましょう。これ、オススメなんですが、どうですか?」
まこ「う…うん…」

そんなまこに助け舟を出す京太郎に彼女は何度も頷いた。
それに合わせてサクサクと進んでいく状況に、彼女はまたもついていく事が出来ない。
結果、自分の分だけでも出そうと思って取り出していた財布の出番はなく、彼女の分まで京太郎に支払われてしまう。
それに彼女が気づいたのは二人でゲートを通り、指定された座席へと足を踏み入れた瞬間だった。



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