過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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537: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/30(金) 23:07:41.92 ID:cXW/SLN8o

京太郎「何より、俺は染谷先輩とは疲れないし、のんびり出来ますから」

「共通の話題も多いですしね」と付け加える彼の言葉は決して嘘ではなかった。
勿論、気心が知れていると言う意味では、彼の幼馴染である宮永咲に及ぶものはいない。
だが、彼女はその半面、色々と手がかかる子であり、文字通りの意味で放っておけないタイプなのだ。
そんな彼女と出かける事は決して少なくはないが、迷子にならないように常に見張っていなければいけない。
そんな彼女と比べて落ち着いた雰囲気で、話を合わせて、冗談にも乗ってくれる染谷まこと言う女性は、京太郎にとって一緒にいて安堵出来る対象であったのだ。

京太郎「だから、そんな風に自分を卑下しないで下さいよ。じゃないと、そっちの方が面白く無いです」
まこ「ぅ…っぅ…」

最後にニコリとそう笑って言葉を結ぶ京太郎にまこの頬が赤く染まった。
今までそう言われた事なんてなかった彼女にとって、それは羞恥心を擽られるものだった。
彼の信頼そのものをぶつける言葉はとても擽ったく、そして恥ずかしい。
周囲のニヤついた視線も相まって、顔を隠してしまいたくなるくらいだ。

まこ「…本当にわしはお前の将来が心配になって来たぞ…」
京太郎「あれー?俺、今、結構良い事言いませんでした?」
まこ「良いすぎなんじゃ…ばーか…」

しかし、そんな事をしたら余計からかわれるだけだと悟ったまこはぷいっと顔を背ける。
その拗ねるような口調は、しかし、少しだけ素直なものだった。
彼女が嬉しく思っている事を悔しさ混じりに伝えるそれに京太郎は微笑ましさを感じる。
日頃、頼りがいのある先輩もまた一人の少女である事を感じながら、京太郎もまたポップコーンに手を伸ばした。



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