過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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568: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 22:59:45.18 ID:1++sl8Eko

京太郎「それよりも誰かに優しく出来るとか、後輩を指導出来るとかそういう事の方が俺は大事だと思いますよ」

それが出来ない人がいる以上、それもまた一種の才能だ。
そう思いながらも口に出さないのは下手をすれば部長である竹井久の侮辱になりかねないからである。
確かに彼女は才能に溢れ、自信に満ち、人望もあるが、さりとて、京太郎の指導に積極的かと言えばそうではない。
彼女の目には今、インターハイの事しか映ってはおらず、自分は命じられるまま雑用にひた走っている。
勿論、雑用係を言い出したのは自分であり、また彼女にとって後がない事を理解しているので、後悔も文句もない。
だが、だからこそ、そんな自分にも目をかけてくれるまこの優しさは際立って感じられる。

京太郎「そして俺にとって染谷先輩は尊敬に値する人で…もっと言えばそう言う人間的魅力に溢れた人です」
まこ「ぅ…」

それを伝える京太郎の言葉にまこは言葉を詰まらせる。
まさかそんな風にはっきりと尊敬だの人間的魅力だの言われるだなんて彼女は思っていなかったのだ。
正直、今だってそれが冗談の類ではないかと疑っているくらいである。
しかし、それを口に出せないくらいに京太郎の表情は真剣なものだった。

京太郎「だから、そんな風に自分を卑下しないで下さい。じゃないと…俺も悲しいじゃないですか」
まこ「…」

そう言葉を結ぶ京太郎に何と言えば良いか分からない。
そうやって後輩が持ち上げてくれるのは嬉しいが、さりとて、その全てを受け止める事は出来ないのだから。
今まで自分の事を実像よりもかなり低く見積もっていたまこは彼の言葉は重すぎる。
有難いと思う反面、それに拒絶反応を示す自分さえまこは感じていた。



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