過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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569: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:04:37.40 ID:1++sl8Eko

まこ「(でも…)」

そう。
でも、それは後輩の優しさだ。
以下略



570: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:11:41.78 ID:1++sl8Eko

京太郎「そ、それにですね!先輩がダメなら先輩の完全下位互換の俺はどうなるんですか!それこそゴミ呼ばわりされても文句が言えませんよ」

瞬間、放たれる言葉はさっきとは違って、軽い冗談めいたものであった。
真剣そのものであった雰囲気を自身から崩すそれに京太郎は逃げたのである。
以下略



571: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:17:44.48 ID:1++sl8Eko

まこ「(あぁぁぁ!!わ、わしは何を言っておるんじゃああああ!?)」

申し訳なさを感じる京太郎の前で、まこは自分の態度に頭を抱えた。
確かに冗談めかした京太郎に呆れたのは事実であるが、それをそのまま表に出すよりもやる事は幾らでもある。
以下略



572: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:23:52.97 ID:1++sl8Eko

京太郎「あ…」
まこ「え…?」

そんな自分が涙が出るほど情けなくなった頃、当然、まこの前で京太郎が上を見上げた。
以下略



573: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:30:54.61 ID:1++sl8Eko

京太郎「(俺はまだ良い…!でも…先輩は…!)」

京太郎に恥を掻かすまいと普段とは違うオシャレをしてきたまこ。
その身体にまとっているのは、彼女のお気に入りであるワンピースなのだ。
以下略



574: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:37:50.51 ID:1++sl8Eko

まこ「あ…あの…き、京太郎…?」
京太郎「なん…あ、す、すみません…!」

そんな彼に呼びかけるまこの声に、京太郎はついつい振り向いてしまいそうになる。
以下略



575: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:44:33.31 ID:1++sl8Eko

京太郎「…すみません。俺…気づけなくて…」

しかし、それをするよりも先にまずは謝らなければいけない。
そう思いながら放つ言葉は、後ろ向きなものであった。
以下略



576: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:50:55.36 ID:1++sl8Eko

京太郎「…」
まこ「…」

そんな二人の間で、会話らしい会話は途切れてしまう。
以下略



577: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:57:35.66 ID:1++sl8Eko

京太郎「お、俺は良いですから。染谷先輩だけ座っといて下さい」

京太郎がそれに断るのが万が一という事がありかねないからだ。
確かにその身体ははねた雨粒で微かに濡れているが、しかし、まこの痴態を見るよりはマシだ。
以下略



578: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/01(日) 00:05:44.13 ID:Z9tMeEL8o

まこ「大丈夫じゃ。やばいところは隠しとるし、振り向いても何も見えんぞ」
京太郎「じ…じゃあ…」

とことんまで自分に気を遣って、見ないようにしてくれている後輩。
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