過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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647: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:00:05.51 ID:DtkKb4Jxo

漫「えへへ…♪」

それは男の元へと向かう彼女の足取りを見れば分かる。
数センチ積もった雪の中をスキップでもしそうな軽い足取りで男 ―― 須賀京太郎の元へと近づいていくのだから。
まるで子どものような無邪気な歩みは、それだけ漫が京太郎と会える日を楽しみにしていたからだ。
そして、それを京太郎も分かっているからこそ、そんな漫を受け入れるように腕を開く。

漫「ん〜っ♪」

そこに迷いなく飛び込んだ漫が最初に感じたのは固い胸板だった。
自分のそれとは比べ物にならないほど逞しいそれは広く、そして力強い。
そんな場所で自分の身体を受け止められ、抱きしめられる感覚に漫の喉がゴロリと鳴った。
まるで猫になったような自分の反応に、しかし、漫は自嘲さえも覚えない。
それよりもこうして数週間ぶりに恋人と触れ合えた事の方が遥かに大きかったのだ。

京太郎「まったく…悪い子ですね」

そんな漫に京太郎が言うのは、今回の長野行きが急に決まった事だからだ。
実際は、漫の中でとっくの昔に決定事項だったのだが、京太郎がそれを聞かされたのは一週間前だったのである。
お陰で漫の事を説得する暇もなく、なし崩し的に自分の本拠地へと乗り込まれてしまった。
それほどまでに自分の事を愛してくれているのは嬉しいけれど、あんまり無茶をして欲しくないというのが彼の本音である。


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