過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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65: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 22:34:29.48 ID:SezU/tkCo

和「父は検事で…母は弁護士をしています」
京太郎「いい所のお嬢さんって訳だ」
和「いえ…そ、そんな…」

その嬉しさに背を押される和の言葉にご主人様はなんともこそばゆい補足をくれました。
ゆーきも時折、そうやって和をからかいますが、和にはそんなつもりは殆どありません。
そもそも本当にお嬢さんと呼ばれる人たちであれば、仕事の忙しい両親に代わって家事全般を任せられたりはしないでしょう。
一般的な家庭よりも裕福な事は認めますが、和自身はそんな風に言われるような立派な存在じゃありません。
それはこの後に何を言えば良いのか分からなくなった事が何より如実に示しているでしょう。
麻雀そのものに人生の大半を傾けた和は、あまり面白みのある人間であるとは言えず、人に語れるような何かをあまり持ってはいないのです。

和「後は…えっと…」
京太郎「最近、嬉しかった事とかどうだ?」
和「嬉しかった事…そうですね…」

ご主人様の言葉に和が真っ先に思い浮かべたのは龍門渕との試合の事でした。
あの後、和は透華さんや衣さんとも打ちましたが、二人共に僅差で負けてしまったのです。
透華さんに向けるにはあの力はまだ未完成で、衣さんには地力では及ばないのですから。
皆が作ってくれたリードなしであれ程の圧勝を繰り返す事なんて出来ません。
しかし、それでも…自分の中に芽生えたそれが大きな強みである事を悟った和にとって、あの日は大きな転機だったのです。

和「新しい麻雀へのアプローチを…大好きな皆のお陰で発見出来た事でしょうか」
京太郎「それくらい麻雀が好きなんだな」
和「…はい。麻雀と関わらなかった自分なんて…想像も出来ないくらいに」

少なくとも…麻雀がなければ、和はゆーきとも咲さんとも出会う事はなかったのです。
他にも部長や前部長…それに神代さんや滝見さんとも…道が交わる事はなかったでしょう。
何より…ご主人様とこうした関係になるだなんて想像も出来なかったに違いありません。
それほどまでに和の人生に深く食い込んだ麻雀の事が和は大好きで堪りませんでした。


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