過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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694: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:27:04.01 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「とりあえず…原村さんと一緒に料理を作りますね」
和「諸々の事は後で相談しましょう」
京太郎「あ、あぁ…それと袋持つよ」

しかし、彼の後ろ暗さなんて二人に分かる訳がない。
京太郎がぎこちないのも予期せぬイベントに驚いているだけだと思っていたのである。
だからこそ、二人はそう冗談めかして言いながら、玄関へと近づいていく。
そんな二人を招き入れながら微かに胃が痛くなるのを感じながら、京太郎はそっと二人に手を差し出した。

和「でも…」
小蒔「良いんですか?」

勿論、二人にとって、その優しさは嬉しい。
二人分とは言え、ご馳走を作ろうとしていたのだからその荷物はそれなりに重かったのである。
それを彼に預けてしまいたいという気持ちは二人の中にも間違いなくあった。
しかし、それを躊躇うのは京太郎の手が二つしかないからである。
お互いに2つずつ、合計4つの袋を彼に負担にならないか、二人は不安になっていたのだ。

和「(一つだけ渡して一緒に…って言うのが理想なんですけれど…)」
小蒔「(先にそれを選んだら…原村さんに同じことをされそうですし…)」

何より、自分の持つ袋を全て彼に渡したら相手にアピールさせる余地を作ってしまう。
さりとて、一つだけ手渡すのであれば、相手も同じ事をするだろう。
そうお互いに同じことを思った彼女たちは動く事が出来ない。
こうしてお互いの存在を認めるに至ったにせよ、二人は未だライバル同士なのだから。
普段は暗黙の了解で結ばれているものの、それを反故にしない領域では相手に先んじたいのが本音だったのである。


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