過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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699: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:29:52.72 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「それで…どうします?今から夕食の準備をしましょうか?」

それにほんの少しばかりの嫉妬を感じながら小蒔が口にした言葉はこの場に置いては必要不可欠なものだった。
既に時刻は夕方から夜にさしかかろうとしているのだから。
京太郎と二人っきりという事もあり、お互いがご馳走を作ろうとしているのだから時間的猶予はあまりない。
どちらが何を作るかという話し合いもしなければいけないし、このままのんびりしていられなかったのだ。

小蒔「(勿論…そうしたいと思う気持ちは私の中にもあるんですけれど…)」

小蒔は基本的に京太郎との何気ない触れ合いが好きだ。
本来の彼女は無言で傍にいるだけでついつい幸せになってしまうくらいに純朴なのである。
だが、そんな彼女にとって再優先にするべきは常に愛しい婚約者の事なのだ。
彼に空腹など感じさせたくはない彼女にとって、今の安寧は後の不幸を呼ぶものである。
だからこそ、彼女はこのままのんびりするという誘惑を断ち切って、そう口にする事が出来たのだ。

京太郎「あー…その前にちょっと話があるんだけどさ」
小蒔「話…ですか?」
京太郎「あぁ。かなり重要な…これからの話」

そんな小蒔の決意を遮るような京太郎の真剣なに二人は緊張を走らせる。
そうやって重要な話と言われた二人の脳裏に、真っ先に出てくるのは京太郎の選択なのだから。
これから彼の隣に居続けられるたった一人を決めるそれを感じて、身体が強張らないはずがない。
これまで出来る事はやってきたものの、もし、自分が選ばれなかったらどうしよう、と思ってしまうのだ


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