過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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710: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:36:01.43 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「お妾さんでも良いですから…側に…京太郎様のお側に置いてください…」
京太郎「そっか」

最後には涙と共に崩れ落ちるようになった敗北宣言。
それに京太郎は短い言葉で返しながら、その顔に微かな安堵を浮かべた。
けれど、その内心が微かでは済まない安堵があった事を漫だけは知っている。
こうして二人を追い詰める事にどれだけ京太郎が苦悩し、そして今も押しつぶされそうになっているのを彼女だけは分かっているのだ。
だからこそ、漫はそんな京太郎を励ますようにそっと撫で、彼の上で小さく笑みを浮かべる。

京太郎「…おいで、小蒔」
小蒔「う…ぅぅぅっ…っ」

そんな漫にもう小蒔も我慢出来なくなったのだろう。
その口から子どものような泣き声を漏らしながら、小蒔は椅子から立ち上がり、京太郎に抱きついた。
そのまま泣きじゃくる小蒔を京太郎は慰めるように優しく撫でる。
何度も何度も飽きる事がないそれに小蒔はさらに涙を溢れさせ、泣き顔を隠すように京太郎を抱きしめた。

和「(羨ましい…)」

そうして慰めて貰う小蒔の姿に一番、動揺していたのは勿論、和であった。
小蒔ほど目に見える訳ではなくても、和もまた深く傷つき、そして悲しんでいたのである。
未だ涙の跡が残る頬を彼に優しく慰撫して欲しいという気持ちは彼女の中にも少なからずあった。
しかし、それに簡単に従う事が出来ない和はぎゅっと握り拳を震えさせ、三人から目を背けるように顔を俯かせる。


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