過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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◆phFWXDIq6U
[sage saga]
2013/09/07(土) 01:37:05.15 ID:YJUSyvGCo
和「ご主人様?」
漫「京君?」
小蒔「京太郎様?」
京太郎「あー…」
そして、そうやって膨れ上がった感情の矛先は、俺の方へと向けられる。
それぞれの呼び方で俺を呼ぶそれは、判定を俺に求めての事なのだろう。
とは言え、俺は彼女たちの行為に優劣をつけるつもりはない。
皆が皆、俺の事を思ってくれているのは変わらないのに一番だの二番だのと順位づけられるほど俺は偉くはないのだから。
京太郎「俺は和の事が一番、好きで」
和「はぅ…♥」
京太郎「漫の事を一番、頼りにしていて」
漫「はわ…ぁ♥」
京太郎「小蒔の事を一番、大事に思ってるよ」
小蒔「えへぇ…♥」
それでも何か言わなければこの空気は収まらない。
そう思った俺の口から飛び出すのは詭弁も良いところだった。
分野こそ違えども、全員を一番だとそう告げる言葉は怒られても仕方のない事だろう。
しかし、三人は自分が一番だと言われた事が嬉しいのか、頬を緩ませるだけで怒りを浮かばせる事はない。
京太郎「だから、仲良くご飯食べて…準備しような」
小蒔「はーいっ♪」
和「別に…喧嘩なんてしてませんものね?」
漫「うん。そうそう。うちらはずっと仲良しやし♪」
調子の良い三人の言葉に俺はクスリと笑いながら、一つ肩を落とした。
どうやら一触即発の状態そのものは回避出来たらしい。
再び機嫌よくご馳走に手を伸ばす三人の姿を見ながら、俺は内心でため息を漏らした。
普段からこうして仲良くし続けてくれていたら、こっちの心労も少なくなるのに。
そう思いながらも決して嫌ではないのは、それが三人の好意の証だからだろう。
未だ俺は失望される事はなく、三人の事を捕まえ続けられている。
不謹慎ながらそれを実感出来る姿に、俺は内心、喜んでさえいた。
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