240:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/16(月) 19:57:52.25 ID:W6VRKELu0
「ただいま」
「た、ただいまー」
初めての帰宅に少し緊張していた。
中はどうなっているのか。
インデックスもいるし、美琴も毎日来ているらしいからある程度は綺麗だろうか。
それとも男の部屋らしく、少しばかりは散らかっているのか。
(・・・・・・ここが俺の家、か)
意外と綺麗好きだったのか、美琴が綺麗に片付けてくれたのか、あるいはただ物がないだけなのか。
あるとすればインデックスのか美琴のかはわからないが、女の子向けの雑誌がいくつかテーブルに置いてあるくらいだ。
「おかえり、とうま」
「ただいま」
美琴は食材をしまいに台所へ。
上条は床に腰を付ける。
やはり体は覚えているものなのか、落ち着ける。
「もう、体は大丈夫なの?」
「ああ」
思えばインデックスにも心配をかけた。
「そういえばまだ言ってなかったんだよ。とうま、助けてくれてありがとう」
「・・・・・・ああ」
彼女を助ける瞬間、記憶を失う前の自分は何を思ったのだろうか。
最後に言った言葉はなんだったのだろうか。
今の彼にはわからないが、1つだけ言えることがある。
この少女を助けたことは間違いではないと。
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