241:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/16(月) 19:58:20.56 ID:W6VRKELu0
退院してから数日。なのだが・・・・・・
「・・・・・・で、なんで退院から一週間もしないでまた入院するのかしらね。しかも私の知らないところで」
「い、いやですね美琴さん、宿題を進めるために参考書を買いに行ったら赤髪の魔術師に塾まで連れて行かれて錬金術師から女の子を助けようとしたら右腕が切り落とされたんですよはい!!」
省略に省略をしたが嘘はついていない。
が、こんな説明で信じてくれるのだろうか。
「・・・ふーん。わかった」
どうやらわかってくれたようだ。
「でも、なにかあったら私に相談して。力になるから。あんただけが背負っていいことなんてないから」
「・・・ああ」
肯いてはいるが、もしまたこのようなことがあった時、美琴を巻き込むことなどができるだろうか。
錬金術師、アウレオルス=イザードはたった一言、『死ね』というだけで人を死なせることができた。
あの時は右手のおかげで助かった。けれどあれ以上の強敵が現れたら。
決して美琴が弱いとは言わない。むしろ強力な戦力となってくれるだろう。
しかし、もし美琴に擦り傷1つでもできる事態など許せないだろう。
「今りんごの皮剥くから、ちょっと待ってて」
「・・・・・・ごめん」
「違うでしょ」
「・・・ありがとう」
「よろしい」
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