過去ログ - ジョセフ「お前がディオ・ブランドーか」ディオ「そういう君は
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161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 02:21:09.57 ID:gJKY7Exf0
 ジョジョは階段を駆け上がり、自らの部屋へ飛び込んだ。
 お世辞にも整理されているとは言い難い、乱雑に散らかった室内を見回す。

ジョセフ「考えろ……考えるんだ……! 今ここにある物で、あの不死身の化け物を倒す方法を!!」

 雑貨の積まれた棚。月明かりの射し込む窓。195pのジョジョが十分に寝返りのうてるベッド。
 よく見知った部屋だ。
 この部屋にある物を、ジョジョは全て知っている。
 だからここに来た!

ディオ「何を企んでいようが無駄無駄無駄ァ〜。必死に逃げ惑うその姿、惨めで哀愁すら漂うぞジョジョォ〜」

 ディオは自らの能力を楽しむように、壁を踏み抜き、階上まで悠然と壁を歩いて到達した。
 ジョジョがどの部屋に入っていったかは確認している。
 かつて自らが石仮面を盗み出すために忍び込んだ――ジョジョの部屋だ。

ディオ「死に場所は慣れ親しんだベッドの上をご希望か?」

 部屋のドアは開け放たれている。
 一見して見える所にジョジョの姿は見えない。
 ディオはさしたる警戒もせず、部屋の中へ足を踏み入れる。
 バタン、と音を立て、入口のドアが閉じられた。

ディオ「ムウ!?」

 部屋の明かりは消されており、廊下からの光が途絶えた今、部屋の中を照らすのは窓から射す月明かりだけだ。
 薄暗い部屋の中で、しかしディオの視力は問題なく辺りの状況を捉える。

ディオ(ドアノブからロープが伸びている……何のことはない。俺が入った瞬間ロープを引っ張り、ドアを閉じただけか)

 ドアノブに結び付けられ、だらりと伸びたロープ。
 つまり、このロープの先に―――

ディオ「追い詰めたぞ……ジョジョ」

ジョセフ「ケッ。追い詰められたのはどちらか……教えてやるぜ、ディオ」

 ロープを手放し、ジョジョはベッドの陰から立ち上がった。




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