過去ログ - ジョセフ「お前がディオ・ブランドーか」ディオ「そういう君は
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167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 02:28:04.44 ID:gJKY7Exf0
 ディオは―――炎の中へ消えた。
 下へ落ちるのは免れたものの、激しく燃え盛る炎の熱気は、宙づりになったままのジョジョを容赦なく責め立てる。

ジョセフ「うぷ…! い、いつまでもここでこうしちゃいられねえ。さっさとこのロープを使って這い上がらなきゃならねえんだが……」

 体を持ち上げようと腹筋に力を入れると、途端に強烈な痛みが全身に走る。

ジョセフ「グ…! 果たしてこの体で、炎が俺に追いつくまでに上まで辿りつくことが出来るか……火事場の馬鹿力はさっきディオを突き落とすのに使っちまったからなァ〜……クソッ…!」

 ゴァッ! と一際大きく火の粉が巻き上げられた。
 おそらく館自体の崩壊までもう間がない。

ジョセフ「いよいよ……万事休すか……?」

「ジョジョッ!!」

 かけられた声にジョジョは上を見上げる。
 そこに居たのは―――

スピードワゴン「しっかり掴まってろ!! すぐに引き上げてやるからな!!」

ジョセフ「スピードワゴン!! お前、なんで外に逃げてねえんだ!! 馬鹿!!」

スピードワゴン「うるせえ!! 結局そんなザマでピンチに陥ってる癖に、デカい口叩くんじゃあねえ!! 言うべき言葉は他にあるんじゃねえのか!?」

ジョセフ「ああ……助かった! 礼を言うぜ!! スピードワゴン!!」

 無事引き上げられたジョジョは、スピードワゴンの肩を借りてふらつく体を何とか支える。

スピードワゴン「どうする? どっちに向かえばいい?」

ジョセフ「こっちだ……俺の部屋の窓からジャンプしてギリギリ届くくらいの所に木が生えている。そこから枝を伝って脱出するぜ」



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