過去ログ - ジョセフ「お前がディオ・ブランドーか」ディオ「そういう君は
1- 20
402:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/01(日) 18:18:23.50 ID:IyldB1Gv0
ツェペリ「だ、駄目だ! あんなに小さく砕かれた葉の欠片では、ひとつひとつに滞留する波紋は微々たるもの! とてもタルカスを倒せるものではない!!」

タルカス「おのれこのビチグソがぁぁあああああ!!!! ふぅざけた真似をぉぉおおおおおお!!!!」

ツェペリ「や、やはり! あの程度では奴の神経を逆なでしただけだ!! あれでは本当に、『最後に一矢を報いただけ』になってしまう!! ジョジョ!!」

タルカス「その首、一気にたたき折ってやる!!」パッ

 タルカスは鎖を離し、ジョジョの体を天井から落とす。
 そしてそこから全力で引っ張り、反動をつけて一気にジョジョの首をへし折る。
 ―――そのつもりだった。

 少し遅れてタルカスは異変に気付いた。
 タルカスは既に鎖から手を離している。
 なのに―――ジョジョの体は天井から落下していない!

ジョセフ「勿論俺の場合、『最後っ屁』にするつもりはさらさらねえがなあ!!!!」バチバチバチ!

 ジョジョは!
 その手のひらを天井に押し付け、波紋によって己の体を天井に繋ぎとめていた!

ツェペリ「馬鹿な! 見たところ、天井は鉄板張り! 波紋伝導率は低く、とても人間の体重を支えることなど出来んはず!! 『表面に油でもついていれば別』だが……!」

ジョセフ「へへ…今の俺の手はよォ〜、お前の締め付けを散々我慢してた時にかいた汗でべちゃべちゃ、滲み出た脂でギットギトだぜ、チクショウ」

ジョセフ「こんな手汗まみれじゃカワイイ女の子の手を取るこたあ出来ねえけどよ……こうして味気ねえ天井に張り付く役には立つんだよ!! そして!!」ダンッ!

 ジョジョは天井から手を離し、同時に天井を蹴ることで推進力を得る。
 タルカスは鎖から手を離してしまっている。
 ジョジョの行動を阻害するものは、ない。

ジョセフ「待ってたぜ!! お前が感情任せに止めを刺すために、鎖を緩める瞬間をよ!!」

タルカス「ヌゥ!?」ギシイ!

ジョセフ「今さら鎖を掴んでももう遅え!! 天井の穴と穴の間は精々3m〜4m、一歩でも前に進めりゃもう届くんだよ!!」

 そしてジョジョの手が、タルカスの首から伸びる鎖に届く。

ジョセフ「てめえの敗因はタルカス、確かにお前はこの闘技場で百戦錬磨だったかもしれねえが……」

ジョセフ「自分がゾンビの状態で戦うのは初めてで、しかも波紋戦士を相手にするってのがどういうことかを理解していなかったことだ」

ジョセフ「……終わっちまうんだぜ。こうして、テメーの鎖に触れられた時点で……」

タルカス「う、うおおおおおおおおおおああああああああああああああ!!!!!!」

ジョセフ「『銀色の波紋疾走(メタルシルバーオーバードライブ)』!!!!」バヂィ!!

 ジョジョの出から、タルカスの鎖へ波紋が奔る。
 今度は天井で散らされることはない。
 そして鎖はタルカスの首輪に直結しており、首輪はタルカスの首をがっちりと固定している。
 逃れる術も、ない。

タルカス「あがががっがあが」バヂバヂバヂバヂ!

ジョセフ「ああ…それと……やっぱ、ブラフォードより弱かったぜ、アンタ」

タルカス「オ…ご…ヴ…」ボシュゥ…

 タルカスの頭部は塵となり、消失した。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
623Res/294.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice