24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/16(金) 22:20:32.18 ID:577mYif7o
モバP「お帰り、三人とも。今日は直帰でも良かったのに」
「ふっふっふっ」と演技がかった不敵な笑みを浮かべて、さくらが胸を張った。
肌寒い時間帯でありさくらは厚着をしていて、だから私は目を逸らさずに済んだ。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/16(金) 22:21:51.60 ID:577mYif7o
泉「ブルーレイで借りればいいじゃん……」
呆れた様子で泉が言った。
今の私の精神テンションでは、ブルーレイという単語すら卑猥に聞こえかねない。
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2013/08/16(金) 22:22:13.81 ID:tdPEVL2No
亜子ちゃんキタ!
期待ですっ☆
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2013/08/16(金) 22:22:24.47 ID:577mYif7o
モバP「そうか、今日は金曜日か」
テレビから流れてくる仰々しいクラシックの音楽。
「金曜ロードショー」というタイトルが流れ、映画が始まった。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/16(金) 22:24:46.49 ID:577mYif7o
三人の騒動に気が付いて、ケイトが着けていたヘッドホンを外した。
「おかえりなさいデス!みなさん」
「ただいま」「ただいま〜」「ケイトさぁん!ただいま帰りました!」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/16(金) 22:26:09.36 ID:577mYif7o
泉「二人とも、食べすぎたら駄目だよ」
「はーい」と二人は声を合わせて返事をする。
モバP「すまないな、そういうのは本来俺の仕事のはずなのに」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/16(金) 22:26:50.36 ID:577mYif7o
さくら「ケイトさん、もしよかったら解説してくれませんか?」
ケイト「カイセツ?アー、説明ならまかせてください!」
ケイト「元の作品も、日本語訳も読みましたカラネ!」とケイトは微笑み答えた。
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/16(金) 22:27:48.74 ID:577mYif7o
さくらは最初テレビに視線が釘付けで、その後は菓子に夢中であったが、どうやら亜子の視線に気が付いたらしい。
何かを感じ取った様子で、右手の親指をグッと立てて亜子に応えた。
さくら「本当だよねぇ!これは聞かないと勿体無いよねぇ!」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/16(金) 22:28:34.51 ID:577mYif7o
頑なにそちらに視線をやらない泉に、私は声をかけた。
モバP「大石さん、見に行ったほうがいいんじゃないですか?」
泉「べ、別に興味があるわけじゃありませんし……」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/16(金) 22:29:22.97 ID:577mYif7o
「私があっちにいったら、プロデューサー一人で仕事することになっちゃうじゃないですか」
一瞬、反応が遅れた。
それから彼女の言葉の意味を理解し、腹の奥底から笑いが出てきた。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/16(金) 22:30:05.79 ID:577mYif7o
泉は無言のままノートパソコンを閉じて、亜子とさくらが座っているソファーの前まで小走りで駆けていき、二人の間に腰を下ろした。
映画の音とケイトの声だけが響く、居心地の良い室内。
さくらが右手の親指を立てて私へと向けてきたので、私も右手の親指を立てて、それに応えた。
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