過去ログ - 響「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !nasu_res]
2013/08/17(土) 00:11:37.73 ID:he+6kv950

 765プロ――自分の所属する芸能事務所――の事務所は、そこそこ都会にあって、そこそこ田舎にある。
 テレビ局から近いわけだけれど、周りに高層ビルやらカフェやら、洒落たものはない。

 おばちゃんがやっているクリーニング店やら、焼き魚定食のおいしい居酒屋とか。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !nasu_res]
2013/08/17(土) 00:12:16.28 ID:he+6kv950

 帰ってくると、まず事務員のぴよ子が出迎えてくれた。
 次に、アイドル仲間で事務所に残っていた春香と千早。

「もう夜遅いのに、大丈夫なのか?」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !nasu_res]
2013/08/17(土) 00:12:47.72 ID:he+6kv950

「響ちゃん、貴音ちゃん、お疲れ様」

 ことん、と湯のみ。
 ぴよ子がお茶を出してくれた。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !nasu_res]
2013/08/17(土) 00:13:15.86 ID:he+6kv950

「帰っちゃうのか?」

「うん。じゃあね響ちゃん、貴音さん」

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !nasu_res]
2013/08/17(土) 00:14:00.41 ID:he+6kv950

「どうしました?」

「お仕事でいろいろなファイルを一つの表にまとめていたんだけど、それが終わったのよ!」




17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/17(土) 00:14:04.31 ID:DaXr6H/to
サカナクションだ


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !nasu_res]
2013/08/17(土) 00:14:42.60 ID:he+6kv950

「響」

 刹那、貴音が自分の名前を呼ぶ。




19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !nasu_res]
2013/08/17(土) 00:15:10.98 ID:he+6kv950

 それはきっと、貴音なりのエールだったんだと思った。
 自分はそう受け取った。

「貴音」



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !nasu_res]
2013/08/17(土) 00:15:39.40 ID:he+6kv950

 律子は「直帰」だった。要は、ここには来ない。
 結局22時になり、自分は帰ることになった。

「貴音、帰らないのか?」



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !nasu_res]
2013/08/17(土) 00:16:05.77 ID:he+6kv950

 月が、きれいだ。
 事務所のビルの居酒屋が休業していて看板が暗いからかなんなのか、今日は月がよく見えた。

「貴音みたいだな」



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