113: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/17(火) 22:52:09.67 ID:KwFoDQjV0
明らかに見え見えの罠だった。自ら死地に飛び込む馬鹿がどこにいるか。
そして、塀は直って門扉も消えたというのに、あたし自身に何ら異変が起こらず、攻撃も受けていないという事実を見過ごせない。きっと敵にもあたしのように能力の範囲があって、それは敷地全体をカバーはしているけれど、あたしを襲えるほどじゃあないのだ。
あたしを何とかできるならとっくにしているはずだから。
家におびき寄せるのは、そうじゃないとあちらも手が出せないから。
まるで我慢比べだ。最終的にはあたしが餓死するのだろうけれど、とり急ぎで突っ込む必要はなくなったと見ていいだろう。
考えろ、考えろ、考えろ。
この状況を打破する何かを!
あたしはこんなところで死んでいられないのだ!
腕章「……」
そのままどれだけ時間が経っただろう。汗が手のひらを濡らし、猟銃を危うく取り落としそうになって、あたしは立ち上がった。
そのまま屋敷へと歩を進める。
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残り七人
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