73: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/01(日) 08:33:41.10 ID:kxAWoUKR0
  
  炸裂音――火花――階段の手すりが爆ぜる。 
  
  ほら! やっぱりまだ逃げていなかった! 
  
74: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/01(日) 08:35:23.42 ID:kxAWoUKR0
  
 ??「や、元気?」 
  
 黒マント「あんた……!」 
  
75: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/01(日) 08:35:50.68 ID:kxAWoUKR0
  
  用済みになったから。 
  真偽はともかく、与えられた情報を元手に襲う類の人間がいることは、なにより私が一番よく知っていることじゃないか! 
  斡旋者、仲介人、死の商人。『天網恢恢疎にして漏らさず』を喩えるならこんなものだろう。 
  
76: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/01(日) 08:36:23.35 ID:kxAWoUKR0
  
  私は跳んだ。三階建てのアパート。普通ならばなにしたって間に合うはずがない。けれど私は普通じゃない。銀髪赤眼の闇剣士なのだ。 
  
  ここは外。屋外。人通りの多い大通り。真昼のオフィス街。 
  視界いっぱいに無機物があふれてる! 
77: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/01(日) 08:37:39.00 ID:kxAWoUKR0
  
 ??「もうそういうのいいから」 
  
  背骨から臍にかけて衝撃が走った。 
  四肢の自由が不意に効かなくなって、思わず地面に倒れこむ。受け身もできない。手も付けない。顔面から地面に倒れて、なんだこれ、なにこれ、どういう、え、なにこれ! 
78: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/01(日) 08:38:23.72 ID:kxAWoUKR0
  
  
  
  漫画でもラノベでも、誰も怪我なんて痛そうにしてなかった! 
  
79: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/01(日) 08:39:50.13 ID:kxAWoUKR0
  
  やだ! やだ! 嫌だ! そんなの、こんな、だってこれ、怖い! 
  死にたくないよ! 
  
  死にたくないよ! 
80: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/01(日) 08:42:19.72 ID:kxAWoUKR0
 今回の更新はここまでとなります。 
 手のひら返ししました。筆がのるとはこのことですね。 
  
81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/01(日) 09:33:51.84 ID:CIUDYwoJo
 乙です 
 手のひらなんてどう使ってもいいので 
 どんどん続きお願いします 
82:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 13:10:31.32 ID:I0MAwWEv0
 乙!!続きも頑張ってください!! 
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