過去ログ - 魔法使い「私は、……死神なんだ」
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7:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:34:26.46 ID:7TcrObCB0
勇者「あと正直、『死神』っていうのが何なのか分からなくて、気味が悪いんだ」
剣士「あー、それね……。それはオレも気になるんだけど……。まあ仮に魔法使いちゃんがアチラさんの陣営でも、簡単に寝首かかれるような真似はしてやんないよ」
僧侶「私も今回は、剣士さんに賛成です。勇者一行である私たちが見捨てたとあれば、彼女の味方はもういなくなってしまうでしょう。せめて魔法使いさんの気持ちが落ち着くまででも……」
8:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:35:34.59 ID:7TcrObCB0
――翌朝――
僧侶「おはようございます、魔法使いさん」
魔法使い「……! そ、僧侶さん……、おはようございます」
9:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:36:41.92 ID:7TcrObCB0
勇者「君を助けるために使った上級薬1つ。気付け薬1つ。お粥に入れたハーブ数種、卵、米。それに宿代と今日の朝食代。締めて2480ゴールド」
魔法使い「え? ……え?」
勇者「僕たちもそこまでお金に余裕がある訳じゃないから払ってほしいんだけど……」
10:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:38:03.63 ID:7TcrObCB0
勇者「じゃあ、装備整えたら出発しようか。この街で揃えるものあったっけ?」
僧侶「私は……特にありませんね」
剣士「んー、オレは新しい鎧とか見たいな。あと魔法使いちゃんの新しいワンド」
11:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:40:08.28 ID:7TcrObCB0
――のどかな街道――
勇者「魔法使いさんには、後衛を頼むね。僕と剣士が魔物に切りかかるから、後ろからサポートしてほしい」
魔法使い「は、はいっ!」
12:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:41:58.85 ID:7TcrObCB0
勇者「じゃあ今日はここで野営にしようか」
僧侶「そうですね」
剣士「魔法使いちゃんのおかげで予想以上に進めたよ!」
13:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:43:13.73 ID:7TcrObCB0
勇者「今僕たちが向かってるのは砦波島。宝玉を持つ竜がいるっていう伝説があるんだ」
魔法使い「砦……波?」
勇者「年中嵐が発生している海域に島があってね、まるで高波が砦となって島を守っているようなんだって」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/17(土) 11:46:46.74 ID:JMICkGV2o
sageじゃなくてsagaでっせ
15:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 12:25:38.39 ID:7TcrObCB0
剣士「見張りの順番決めるよー」
勇者「そうだね、今までは3交代制だったけど……」
僧侶「4交代するほどではありませんね。ペアになって2交代制がいいでしょうか」
16:1 ◆ojEjwEh.2s
2013/08/17(土) 12:33:14.76 ID:7TcrObCB0
>>14
重ね重ね申し訳ない……
次からちゃんとする、ありがとう
17:1 ◆ojEjwEh.2s[saga]
2013/08/17(土) 12:34:10.42 ID:7TcrObCB0
* * *
勇者「魔法使いさんは、これまではどうやって夜を越してきたの?」
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