過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part 6
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912: ◆tsGpSwX8mo[sage]
2013/09/20(金) 21:58:56.14 ID:Apst4ma+o
話ながら道を歩いていると、すぐ先に水路が見えてきた。

水路の前には『海底都市第七地区』と書かれた看板がたっており、
その前に人が数人並んでいる。そのなかには海たちと同じ高校の生徒もいた。

二人もその列の後ろに並ぶ。

しばらくすると、水路の上を船が走ってきた。

これは海底都市を縦横に走る水路を利用して人を違う場所まで送り届けてくれる舟バスという乗り物だ。地上でいえばバスのようなものである。

二人はその舟バスの上に乗り込んだ。

船が走り出す。

外の白い建物が並ぶ景色を眺めながら、海が言った。

「ねぇ、アクア」

「何?」

「アクアはさ、卒業したあとどうするつもり?」

海は自分が卒業した後のことにたいして、不安を抱えていた。

卒業し、進学したとしても就職したとしても、そこでうまくやっていけるのか不安なのだ。

そこで、アクアの意見を聞いておこうと思ったのだ。

「私?私は卒業したら大学に進学するつもりだけど」

「えぇー?進学?また勉強しに学校にいくの?」

「うん。大学に入ってそこで資格を取って図書館の司書になるのが夢なの」

「ふーん」

アクアは昔から本が好きでよく暇さえあればよく本を読んでいた。

「子供の頃からの夢なの。だから、一杯勉強しなくちゃ」

「……そう。頑張ってね」

「うん。がんばる」

アクアは小さくガッツポーズした。


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