過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part 6
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913: ◆tsGpSwX8mo[sage]
2013/09/20(金) 21:59:54.57 ID:Apst4ma+o
そんなアクアを見て思う。

ウチには小さい頃からの夢なんてないな。

海は小さい頃から活発で遅くまで友達と遊んでばかりいる子供だった。いつも目の前のことに夢中で、将来のことなんかまるで考えたことがなかった。

そしてそのつけが今、回ってきたわけである。

アクアは夢があって羨ましいな。

海は心中でそう思った。

ふと、向かい側の席に座る男の手にある雑誌が目にはいった。

そこにはこう書かれていた。

『衝撃!海王宮に潜む黒い影。最年少の海王は何を思うのか』

何てことはないゴシップ雑誌である。どこにでも、人の不幸やよくない噂を聞いて喜ぶやつがいるものなのだ。

海王ヨリコ。

勉強嫌いな海でも、現在の海王の名前ぐらいは知っていた。

史上最年少で海王に就任した幼い国王。

彼女も海王になるために努力をしたのだろうか。それなら一体どれだけ努力したのか。

夢や目標があるのはいい。そこに向かって走り続けていればいつかはたどり着ける。

だが、海にはそれがない。

なんでもいいから何か目標がほしい。

そうすればこの不安も少しは晴れることだろう。

そう海は思った。


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