過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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[saga]
2013/08/18(日) 00:02:12.89 ID:ey/pC7+AO
〜115〜
上条「操祈?」
食蜂「!」
上条「いや、その、大丈夫、だったか?ごめん、俺、初めてで」
食蜂「ううん、スッゴく気持ち良かったわぁ(二度目だしぃ)」
私の上で気遣ってくれる彼を抱き寄せて、キスをする。私の初めてを『二度』も捧げられて良かったわ。
石鹸の香りがする汗の匂いが好き。お腹に染み込んで行く暖かさが好き。だから絡めた両足は離さない。
ごめんね美琴。彼の初めてを『二度』も奪っちゃった。次は貴女に譲って上げる。私達『姉妹』でしょ?
上条「操祈、お前のスマホ鳴ってるけども出なくて良いのか?」
食蜂「ううん、後で良いわぁ。それよりもぉ、もう一回しよ?」
美琴からの着信は後回し、“彼女”からのメールはまだ。さっき混じったノイズ(侵入者)はもういない。
私という女王蜂が作り上げた巣(せかい)は何人たりとも触れさせない。“彼”という雄蜂を守る為にも。
彼が私の中に入って来る。私からも腰を使う。貴方の前では只の女の子に、貴方の下では只の雌に戻れる。
――だから『三人目』の神浄討魔さんは貴女に譲ってあげる――
〜115.5〜
風斬「(ここは?)」
禁書目録「ひょうか」
閉世界。そこで復活した風斬が最初に目にしたのは、エデンの園とインデックス、そして眠り込んだ上条。
神浄「………………」
風斬「そんな、何で」
アスフォデルスに取り囲まれた花畑の中心にて、インデックスの膝枕を受ける神浄。それを見下ろす風斬。
科学や魔術が存在しない世界にあって風斬は人間として蘇った。かつて彼女が願った通りに。だがしかし。
風斬「こんなの、あんまりですよ。どうして貴方がこんな……」
故に神浄を目覚めさせる手立ては0かと思われた。そう考えて人間となった風斬の目から涙が零れ落ちる。
神浄「……――うっ」
禁書目録「とうま?」
上条の頬に流れ落ちた時それは起きた。科学も魔術も存在しない世界ならば、それらによって齎された……
二度の『竜王の殺息』により破壊された上条の脳細胞もまた蘇る。食蜂が書き換えたルールとはこの事だ。
神浄「インデックス、風斬?」
禁書目録「――とうま!!!」
『我は燃える星の中心核にして生命の与え手なり』という魔法名通り、上条を中心にエデンの園は広がる。
そして――
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