過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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[saga]
2013/08/17(土) 23:17:31.47 ID:BX4MDBAAO
〜84〜
白井「――う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
結標の胸元が裂かれた瞬間白井の中の何かが弾けた。この時、少女はこの世界で最も兇暴な存在となった。
精神が決壊し、能力が暴走し、無数の瓦礫を旋回させ、周囲の全てを巻き込みながら白井が御坂へ向かう。
御坂もまた片翼を倒れ込んだ結標から引き戻し、襲い掛かって来る白井へと鞭のように抜き打ち迎え撃つ。
結標「黒子!」
御坂の片翼がしなって瓦礫を打ち砕き、銃器を打ち抜き、白井の右頬が切れ、左肩が抉れ、交錯する刹那。
白井の眼球に片翼が触れるか否かのタイミングで白井がテレポートし御坂の背後へ。その手には草紙断ち。
着地と同時に背中を向けたまま左足で踏み込み、独楽の動きで振り向き様に右手で御坂の首筋を狙わんと。
白井「!!?」
した所で片翼が打ち据えるように切り裂くように数十発も白井の身体を切り、突き、殴り、打ち、撥ねた。
白井が空間移動の大嵐で片翼の切っ先を幾つか消し飛ばすも、全身の血管全てが破裂したような出血と――
一撃が数トンを思わせる衝撃が白井弾き飛ばし背中からグラウンド・ゼロに突っ込むかと思われた。だが。
結標「危ない!」
その寸前に結標が座標移動し、ノーバウンドで撥ね飛ばされた白井を全身で受け止め、共倒れとなった。
同時に能力の暴走による大嵐も止む。負わされたダメージは致命傷に近く、立ち上がる事さえ叶わない。
そんな二人を御坂は白けた眼差しで見下ろして来る。そこに在りし日の輝きはなく、あるのはただ一つ。
御坂「足掻いたって無駄よ白井さん。抗ったって無意味よ結標淡希。誰にも私達の邪魔はさせないわよ」
祈りにも似た呪い。願いとは非なる望み。世界に見捨てられ、神に見放された少女にとっての最後の希望。
御坂「上条当麻(あいつ)を取り戻す邪魔はさせないわ。もうすぐ全てが始まる。もうすぐ全てが終わる」
神浄討魔(三人目)ではなく、御坂の望む上条当麻(二人目)と、食蜂の希む上条当麻(一人目)の復活。
御坂「何もかも取り戻せる!やり直せる!奪い返せる!手に入れる!じゃなかったら私は一体何の為に!」
その為に世界の終わりを迎え、世界の果てまでやって来たのだ。
御坂「何の為にここまでやってきたって言うのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
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