過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 23:18:01.08 ID:BX4MDBAAO
〜85〜

白井・結標「「――御坂美琴お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」

笑う膝を、抜けた腰を奮い立せて二人がテレポートし、御坂が片翼を振り回してそれを迎え撃たんする。
飛び上がって初撃を掻い潜り、追撃に白井が脇腹を穿たれ、雷撃に結標が足首を焼かれ、尚も連撃を――
テレポートで飛び越え、御坂を間に挟んで白井が草紙断ちを右手に懐へ、結標が七天七刀を左手に背へ。

御坂「無駄よ!!」

御坂もまた砂鉄の剣を生み出し、切り上げる白井の切っ先を左足を軸に舞踊の動きでかわしつつ結標へ――
薙ぎ払うも七天七刀で受け止められ、白井が遮二無二に切りかかるのを頭を下げてかわし髪が数本切れる。
御坂が空いた左手で雷撃の槍を浴びせんとするも、風斬の御雷すら切り裂いた白井の草紙断ちが打ち消す。

白井「(威力が強過ぎる!!!)」

10031枚もの羽根からなる片翼でも、十億ボルトもの雷撃を生む超電磁砲でも、御坂は『独り』だ。

結標「(反応が早過ぎる!!!)」

砂鉄の剣と草紙断ちが鎬を削り鍔競り合い飛び散る火花、片翼と七天七刀が切り結ぶ鍔鳴りの音が響く。

白井・結標「「((でも!))」」

そして

白井「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

御坂「!?」

白井が自ら砂鉄の剣へ腹部から突き刺さり、御坂の両手を封じ、血飛沫を吐きかけて目潰しし動きを止め。

御坂「(視力が奪われても、電磁力で空間把握すれば良い!)」

白井の捨て身の足止めさえも御坂は盲いた目を捨てて、結標の挟撃を避けんと片翼を振り抜いて切り裂く。
されどその先に結標の姿はない。頭上か、背後か、足元か、どこからどう攻撃を仕掛けて来るかと御坂が。

御坂「なっ……」

牙を剥く腹部に七天七刀が突き刺さる。そう、『御坂の砂鉄の剣を受けた白井の背中から』貫通する形で。

御坂「……嘘よ」

最も有り得ない死角からの一撃に御坂が残した最後の言葉。それは自分を討った白井に対してなのか……
恋人である白井ごと自分を刺し貫いた結標に対してかは誰も知らない。だがこれが最期だったのである。

御坂「……どっちに?」

アスフォデルス(食蜂)に寄り添うブラックサレナ(御坂)の。


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