過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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[saga]
2013/08/17(土) 23:21:29.97 ID:BX4MDBAAO
〜88〜
鳴護「当麻くん……」
神浄「あーあ、あー」
一方、『窓のないビル』別室にて外部の様子を知る由もない鳴護が、変わり果てた上条を抱き締めていた。
鳴護「大丈夫だよ。もうすぐみんなが笑って迎えられるハッピーエンドがやって来るんだよ当麻くん……」
御坂とインデックスが骨肉相食む運命に翻弄され、上条はこうなってしまったのだと食蜂より聞かされた。
鳴護は悲しんだ。三人共自分にとって掛け替えのない友人だったのだ。だが食蜂は言った。鳴護ならばと。
食蜂『貴女の歌声なら彼を救える。世界だって変えられるわぁ』
その甘言を全面的に信じた訳ではない。しかし世界が滅びた後、人間の生きて行ける場所は酷く限られた。
食蜂の語る計画。アレイスターの負の遺産を正しく使えば世界を修復出来、それには鳴護が必要なのだと。
自分達を救ってくれた上条が計画の中心になければとても首を縦には振れなかった。それは食蜂が上条に。
食蜂『私も彼に救われた一人よぉ。貴女達と同じようにねぇ☆』
鳴護「行かなくちゃ」
そして鳴護は立ち上がる。『88の奇蹟』を起こした時のように
〜88.5〜
食蜂「第七のラッパが終わって、ダアトへの道が開かれたわぁ」
黙示録の四騎士、黙示録のラッパ吹きが去った後も人類は生き残っていたが、それでも裁きは終わらない。
七人の天使が降臨し、人々の全身から血膿を噴き出させて、海と水が血に変わり、残された核が爆発する。
夜とも闇ともつかぬ核の冬が急加速し、解除されたAIM拡散力場が再びバーストし、島や山が消し飛んだ。
そして天空で光り輝くセフィロトの魔法陣、10のセフィラに隠された11番目のセフィラ『ダアト』……
『知識』を司り『神の真意』を意味するそれへの小径が開かれる。世界中の人々の生と死を飲み込む事で。
鳴護『今夜は星が――』
食蜂「これで“半分”」
第七のラッパが吹き終わり、『地獄の門』に飲み込まれた魔術師達の命が擬似的な『神の国』へ放たれる。
それは『天国の扉』に呑み込まれた能力者の魂も同様である。そこに生み出されるエネルギーはまさしく。
食蜂「シャットアウラさん。付いて来てぇ。表に出るわよぉ。それからぁ、上条さんも連れて来て頂戴?」
『神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの』の梯子そのもの。
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