過去ログ - 青年「変身!!」
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17: ◆iIfvn1jtvs[saga]
2013/08/18(日) 22:43:39.79 ID:w4jDL59M0
だが、眼鏡はその動きに反応して自分も動く。
モンスターが動くのと同時に前に跳んでいた。
張りつめた糸の様な緊張状態であっても、どんなに不利な状況で合っても決して自分のやり方を見失わない。
それが彼の最大の武器であった。

至極簡単な話だが、もしも相手に殴りかかるために相手に近づいたら、相手はどう反応するだろうか。
答えは大きく二つだろう。
一つは逃げるために下がる。
もしくはその場で迎撃、もしくは防御の姿勢をとるかだろう。
しかし彼はまるで鏡の様に、モンスターと同じように前に跳んでいた。

この行動にモンスターの体が一瞬だけ停止した。
当然だ。
彼は予想とは違う、いや、それどころか全く予想していなかった行動をとったのだから。

その一瞬、モンスターは思考した。
相手の予想外の行動にどう対応すればよいか、考え、そしてその先頭に特化した脳は一瞬で答えを導き出す。

その隙はほんの一瞬。
それこそ瞬きほどの一瞬もの。
しかし彼等化け物同士の戦いにとって、それはあまりにも大きな隙になってしまうのだ。


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