過去ログ - 岡部「愚行移山の」 ほむら「オブサーバーズ」 まどか「二スレ目だよ♪」
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18: ◆ziIVTRHhh5Cl[saga]
2013/08/18(日) 21:46:27.76 ID:EwGqEjBjo

 そして、新たな光が宿る。そうほむらには見えた。
       ・・・・
ダル「お、オカリン? SERNは、ラウンダーはどうしたお!? いや、そうじゃなくて、ユキたんが死んで……。
   ……何だこれ、僕の記憶が、二つある……?」

 突如、ダルの口調が変化する。
 岡部は信じられない物を見るかのような目でダルを見ていた。

岡部「まさか、貴様、リーディング・シュタイナーを……?」

ダル「……そうかもしんね。今の僕には、オカリン達と過ごした記憶と、ユキたんと過ごした記憶の、二通りがあるお」

 先ほどまでの絶望に満ちた表情から一転。
 驚愕の表情になる岡部とダル。
 ほむらには話の内容が理解できなかった。

ほむら「どういうことなの? リーディングシュタイナーってのは岡部しか持っていない能力じゃないの?」

岡部「いや、リーディングシュタイナーは、誰しもが持つ能力だ。……いろいろと個人差はあるがな」

 岡部は首を振ってほむらの問いに答える。
 そこに、ダルの声が響いた。
                  ・・
ダル「オカリン、僕たちは今、何処にいるんだお?」

 ほむらには意味不明な問いに、岡部は淀み無く返す。

岡部「少なくとも、α世界線や、β世界線ではないことは確かだ」

ダル「まあだいたい予想はしてたけど、やっぱそうか……」

岡部「ここは最悪の世界線だ。俺はここから抜け出したい、
   そのためにはDメールの再開発が必要だ。……協力してくれるな?」

ダル「言うまでもないだろ。ユキたんが死ぬ時点でこの世界に未練はないお。
   でもオカリン、α世界線にたどり着いて、それからの勝算はあんの?」

岡部「無い。だが、進むしかない」

ダル「全く、やれやれだお……」

 ほむらが立ち入れないほどの隙のなさで会話をする岡部とダル。 
 ほむらが黙って見つめるうちに、大体の話は決まってしまった。




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