192: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/22(木) 13:02:10.09 ID:1f0QAB9H0
桐乃「ふふん。 これ! 一緒にチャレンジね」
桐乃は言うと、一枚のチラシをカバンから取り出す。
……えっと、なんだ?
193: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/22(木) 13:03:58.31 ID:1f0QAB9H0
京介「それくらいならお安い御用だけど……」
そのお題ってやらから、何故かすげー嫌な予感がするけど……。 まあ、それで許してもらえるなら良いか。 デートにもなるしな!
桐乃「取れなかったら死刑だから」
194: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/22(木) 13:04:36.24 ID:1f0QAB9H0
京介「ふうん」
ま、たかがイベントでそんな大袈裟なことはやらされないだろう。 ファン層は成人男性が殆どだし、腕立て伏せ何回、だとかその程度だろうな。
桐乃「よし! じゃあ、そうと決まれば夜ご飯作ろうかなぁ」
195: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/22(木) 13:05:03.62 ID:1f0QAB9H0
それはお前もだろうが!
京介「何がだよ」
俺が言うと、桐乃は左腕を上にあげる。
196: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/22(木) 13:05:36.42 ID:1f0QAB9H0
京介「桐乃。 お前随分見ない内にすっげえ手際良くなったよなぁ」
桐乃「そ、そうでもないっしょ。 ベツに」
京介「いやいや、だって最初の頃とか、野菜まるごとカレーにぶち込んでたじゃんか」
197: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/22(木) 13:06:06.48 ID:1f0QAB9H0
京介「……は、はい」
桐乃「それじゃ、京介。 位置的にあたしが火使わないとダメだし、これで材料切ってね」
京介「はいよ。 えーっと、何作るんだっけ? 今日」
198: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/22(木) 13:06:32.67 ID:1f0QAB9H0
桐乃「あ、ちょっと付いてきて。 冷蔵庫にだし汁入ってるから、今日はそれ使う」
京介「だし汁? って、何の?」
桐乃「茶碗蒸しの。 あんた、本当になんも知らないんだね」
199: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/22(木) 13:07:36.52 ID:1f0QAB9H0
桐乃「これさ、黒いのから貰ったんだけど、すっごく美味しいんだよねぇ。 今度、これの作り方も教えてもらうんだ。 えへへ」
この嬉しそうな桐乃を見たら、黒猫はどんな顔をするんだろうな? 桐乃から直接これだけの好意を受けたことなんて、あいつは殆ど無いだろうし。
京介「良かったな。 はは」
200: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/22(木) 13:09:13.55 ID:1f0QAB9H0
桐乃「あーもう! ちょっと見てて。 こうして、こうするの」
桐乃は言いながら、食材を手際良く切る。
桐乃「分かった?」
201: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/22(木) 13:09:40.58 ID:1f0QAB9H0
俺はもう、お前の小さな手を一緒に切っちまうことにならないか心配で心配で仕方なかった。
そんな心配を知らず、桐乃は手際良く容器やらを出し、材料と卵を中に入れる。
桐乃「よし! 後は蒸し器で〜」
202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/22(木) 13:09:55.90 ID:ZWZx+Ar+o
また抜き取られたか……?
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