62: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:17:20.04 ID:tcCZFDmB0
俺もお前も学校があるから、その時はどうしてもその猫だけになるんだけどな。 ていうか、こいつは多分……ただ遊んでいたいだけだろう。
まぁ、今くらいは良いか。 ずっと飼うわけでもあるまいし。
桐乃「ちょ! 顔舐めないでよ〜! ひひ」
63: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:17:51.10 ID:tcCZFDmB0
京介「……ただいま」
二度目の帰宅。 今度は部屋の奥からしっかりと返事がある。
桐乃「お! おかえり。 買ってきた?」
64: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:18:17.61 ID:tcCZFDmB0
桐乃「ほら、猫ちゃん猫じゃらしだよ〜」
桐乃は俺が渡した物を早速、猫のところへと持っていく。 どんだけ楽しみだったんだ、こいつ。
京介「料理の材料、こっち置いとくぞー」
65: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:18:43.57 ID:tcCZFDmB0
「にゃぁ」
猫は小さくそう鳴くと、俺の方へとトコトコ歩き、床に付いていた俺の手をチロチロと小さい舌で舐め始める。
お、おいマジか。 お前この前まで怖い顔して俺のこと威嚇してたじゃねえか。
66: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:19:11.48 ID:tcCZFDmB0
「にゃー」
返事をするようにそう鳴くと、今度は俺の体へ自身の体を擦り付ける。
京介「……お礼でも言ってんのか? はは」
67: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:19:41.95 ID:tcCZFDmB0
……むう。 なんか納得いかねえ。
桐乃「やっぱあたしの近くに居る時の方が嬉しそうだよねー。 当たり前だケド」
言ってろ言ってろ。 俺には別にどうでも良いことだしよ。
68: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:20:12.83 ID:tcCZFDmB0
桐乃「よし! 待ってろ! あたしはすぐに戻って来る!」
何もそこまで気合たっぷりで言わなくてもな。 どれだけ猫と遊びたいんだお前。
桐乃「言っとくケド、あんた猫ちゃんに手出したらただじゃ済まないからね」
69: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:21:09.84 ID:tcCZFDmB0
俺は適当に返事をし、その場に横になる。 そのままなんとなく部屋の中を見回したところ、ある物が視界に入ってきた。
部屋の隅……に、なんだ? あれ。
それが気になり、体を起こすと近くまで行き、しゃがみ込んだ。
70: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:21:44.05 ID:tcCZFDmB0
桐乃「んー?」
桐乃は一旦俺の方へと来て、すぐ隣でしゃがみ込む。
……なんか、こいつがここまで近くに居るのってちょっと久し振りな気がするぜ。 最近ずっと猫と遊んでばっかだし。
71: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:22:05.66 ID:tcCZFDmB0
京介「どんな目的でだよ……」
桐乃「うーん。 でも、一応これって言った方が良いよねぇ」
桐乃「って! なんであんたは髪触ってくんの!?」
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