過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:38:05.79 ID:ILGw8eTRo



 さて、と俺は思った。時刻は夜九時を過ぎたところだ。
 
 おかしな一日だった。
 映画を観に行けば部長に会い、家に帰ってくれば従妹が来ていた。
 
 でもそれ以外は普通の土曜日だ。何も変わったところはない。
 何の変哲もない土曜日。

 それでも、何か、気持ちが落ち着かなかった。
 
 夕食をとったあと、俺は自分の部屋に戻ってぼーっとしていた。
 何もすることが思いつかなかった。

 しなければならないことが思い浮かばなかった。
 それこそ部誌の内容について考えたり、他にも何かいろいろあったはずなのだけれど。

 すっかり気力が萎えてしまっていた。
 部長と話したせいか、従妹と話したせいか、もっと他の要因があるのか。

 でも、そんなことははっきりいってどうでもいいことだ。
 原因は問題じゃない。問題は、その結果生まれた状況をどうするかというところにある。いつも同じだ。




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