過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/22(木) 19:11:33.21 ID:ESoSJTHeo

「いいから」
 
 むりやり手のひらに押し付ける。妙な罪悪感が俺の身体を動かしたのだ。何かの足しにはなるだろう。

「ありがとう。……わたし、友達待たせてるから、行くね」

「うん。楽しんで来い」

「お兄ちゃんもね。帰り、そんなに遅くならないと思うから」

 妹は手を振って去って行った。

 ……俺は悪くない。
 そりゃ、妹が祭りに来ているというのは聞いていた。

 でも、浴衣姿で、髪型も普段とはちがうとなれば、気付かなくても仕方ないことだ。
 俺は悪くない。……と、思う。でもなんだろう、この罪悪感は。 




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