過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/22(木) 19:12:00.95 ID:ESoSJTHeo



 反省編、その一。

「シスコンの面目躍如だよなあ。雑踏の中から妹を選ぶなんて」

 俺たちは露店の隅の方に座り込み、たこ焼きを食べていた。
 ビィ派は相変わらずうんざりした様子で人ゴミを睨み、シィタ派はあちこちをぼんやり眺めている。

 返事をしないでいると、ビィ派が俺の背中を叩いて笑った。

「褒めてんだよ。喜べ」

「喜べるかよ……」

 もちろん喜べない。
 
「というかそもそも、浴衣の女の子に声を掛けるのも考え物だよな」

「なんで?」

「浴衣着てるってことは、誰かと一緒なんじゃねーのかな」

 ……最初に気付いてほしいものだ。ビィ派は俺の恨みがましい視線を無視した。
 そりゃ、俺だって気付かなかったけど。

「さて、次いきますか」

 とビィ派は俺を立ち上がらせた。戦士に休息はない。




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