過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
1- 20
262:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:06:15.23 ID:1fpknpK6o



 早めに登校して自分の席でぼんやりしていると、いつものふたりが俺のところに来た。
 
「よお」

 とビィ派は言った。マスクをつけていたし、声の調子もなんだか変だった。

「風邪ひいたんだって?」

 俺が訊ねると、ビィ派は眉間を寄せて頷いた。

「うん。布団掛けずに寝たせいかな。最近夜だけいやに冷えるだろ。昼間はまだ暑いのにさ」

「うちの妹も風邪ひいて寝込んでたよ、昨日、熱出してさ」

「変な風邪、流行ってるのかもね」

 シィタ派がそう言ったところで、会話は一度途切れた。
 みんないつもと同じような態度だと俺は思ったのだけれど、ビィ派はちょっと怪訝げに俺とシィタ派の顔を見た。

「なんかおまえら変じゃない? なに、喧嘩でもしたの?」

 そう言われて、俺たちふたりは顔を見合わせた。
 思い当る節がまったくなかった。それにしても、「喧嘩したの?」と素直に訊けるこいつの豪胆さには感心する。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
642Res/457.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice