過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/06(金) 19:07:23.80 ID:1fpknpK6o
◇
「おー」
と部長に声を掛けられたのは、移動教室の途中に三年の教室の廊下を通ったときだった。
「元気?」
一緒にいたシィタ派が返事をすると思って黙っていたのだが、彼は何も言わなかった。
なんとなく間の抜けたやりとりだと思いながらも、俺は返事をする。
「ええ、まあ」
「昨日はなんで休んだの? 歯医者?」
「みたいなもんです」
「歯医者ってさー、一回行くと毎週みたいに行くことになるよねー。わたしも行かなきゃなあ」
部長は放っておくとひとりで勝手に話しているので、相手にするのが割と楽だ。
と思っていると、はっとしたように真面目な表情になって、
「……いや、みたいなもんって、なに? 歯医者なの? 違うの?」
深刻そうにそんなことを訊いてきたりする。ちょっと真剣に慌てている感じが可愛らしい。
部長の傍に居た三年の女子がクスクスと笑う。祭りのときに見た顔だという気がした。違うかもしれない。
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